ストゥーパ(仏塔/チョルテン)型のトクチャ。
ストゥーパはお釈迦様や阿羅漢、聖者の仏舎利や持物を埋納した、仏教徒たちが尊崇の対象とする聖なる建造物で、トクチャにも出てくるモチーフのひとつです。
本品は12~16世紀の間に作られたもので、最近までチベット本土にあったものです。
トクチャはラマ僧が祝福し、お寺を支援する在家信者に感謝のしるしとして贈り物で授けていたと聞いた事があります。
それとも一度の機会にひとつかふたつだけ。大昔からチベットの人々の間では非常に価値があったお守りなのです。
年代を経た滑らかなパティナは美しいの一言。3つにわかれた先端は3人のボーディ・サットヴァ(菩薩)を表していると一説で考えられてます。
金属の質もトップです。
背面に紐が通せるループあり。
Size 31.5×15.3×4mm