1600~1700年代のヴェネチア産(又はオランダ)の超希少、初期型小型5層オールドシェブロン。
コロコロ可愛い、アスペオ製法で作られたヒートラウンデットタイプで、西アフリカで見つかったものです。
一度に大量のビーズを効率的に加熱加工出来るタンブラーが20世紀初頭に登場するまでは、大きな玉は1個づつ串に刺され(又はフォークのように先端がいくつもある串に複数個)窯の中(もしくはランプワーク)で加熱加工されていました。
溶けたようなフォルムがあるのはこの為です。
冷ましたロッドを切断後、研磨作業で仕上げていく通常のシェブロン(オランダはこのタイプのシェブロンは作らなかったと言われています)とは製法の差があり、この作業を省くメリットがあったと考えられます。とはいえ、一度に複数までの加工しか出来ませんでしたので、労力がかかる仕事であった事でしょう。
この製法は16世紀後半にヴェネチアで発達し、17世紀に入りオランダのガラス工房でも取り入れられたと考えられます。
78個のスペシャルコレクション。
おそらく最初で最後になる可能性大。成熟したコレクター向けの一連です。
Size 最小 約7×7mm 最大 約14×13mm 全長約67cm 78個
販売価格(税込)
¥380,000