およそ2千年前のAncient Tibetan Lukmik dZi。ルクミック(orルックミ/タミック)
ブータンで伝世されてきたこの珠は、一目で目を引く、黒×アイボリーの強烈なコントラストで、圧倒する美しさと力強さがあります。
26.2×13mmと迫力ある大きなサイズをしており、ふっくら整ったドーム型には風化紋が無数に見えます。
どのような歴史を辿ってきたのか、7つの削げあり。意図的に削り出したズィピュもおそらくこの中にはある事でしょう。
比較的多くの削げがあるので、欠損のない完全無欠なものを求めている方には不向きな珠である事は言うまでもありませんが、ツァリなどなく、なおかつ形状そのものには影響を与えていない程度なので、チベット人のおおらかな見方にのっとり、この珠のユニークな特徴と個性として、許容されるべき範疇と考えています。堅牢な石質は、dZiストーンそのもので、がっしりと強固である為、状態の心配はまったくありません。又、削り跡からは、深度まで染み込んだエッチングプロセスが見て取れ、いかに上質な珠であるか見て取れます。
このようなdZiクオリティのルックミは多くはなく、本当にdZiをよく分かっている人にこそ良さがわかるでしょう。
Size 26.2×13mm