チベットからのオールドチベタン、ルドラクシャマーラー(ラクシ/金剛菩提樹)
極僅かながら、チベットにも、インドやネパール、インドネシアから流入したルドラクシャが存在し、そのサンスクリット名に対し、チベットでは、ラクシ(ラクシャ)と呼ばれてきました。
ルドラクシャは、インドのヒンズー教色が強い為か、チベットの一般大衆の間で使う方はほとんどいませんが、極めて密教色が強い、少数のニンマやカギュのンガッパ(密教行者)達が(あるいは一部のボンパ)が特定の修行の際に持つ、数ある素材の中でも極めて特殊性が強いチベタンマーラーとなっています。
又、チベットのラクシは、例えば儀式時にたすき掛けで身体に巻き付け使われてきた、ヒマラヤシャーマンのものとは異なり、手中で手繰り寄せる数珠として使われてきました。チベットのものがフラットエンドなのはこの為で、外観でも大きく異なる特徴があります。
こちらは、チベットのギャロン出身の方から譲り受けたもので、数十年~100年程前のもの。使われてきたパティナは存分に見受けられますが、最も古いものと比較すると年代は比較的若いです。21個のみ見つかったので、現地で腕輪念珠として繋げてもらっています。
Size 約13×8.5mm 21個