およそ2千年前のAncient Tibetan Ramik dZi(ラミック/山羊眼/Bhaisajyaguru/スレマニ/薬師珠)
サイズが17mmもある大玉。圧倒する存在感を放つジータイプのラミックです。
経験上ここまで雰囲気がある珠はそうそう出てきません。
色は、何とも言えない黄色のワンラインが黒いボディに対し強烈な力強さを醸し出しています。穴回りは摩耗によりすり減り、瑪瑙本来の地の色が見えてきているぐらいです。
肌は油がしみ込んだオイリーな滑らかな肌質をしており、表面はただならぬ数の風化紋がびっしりです。
この珠はニンマとカギュパ密教を実践するチベット人のパーラーの家財で、ある日突然見せてくれました。パーラーはすでに高齢ですが、祖父から受け継いだ珠との事です。この方には過去にも何度も良いものを譲って頂いており、不思議な良縁があります。このタイプは主にインド亜大陸や西アジアから出土して見つかりますので、ヒマラヤで伝世されてきた貴重な例でもあるのです。
なお、instagramにも動画を載せてありますので、そちらも御覧下さい。
Size 17×15mm