非常に古いオールドチベタンコーラル(チュル)の華奢な女性用首飾り。
比較的近隣より運べたトルコ石と比較して、チベットで見られる「珊瑚」は気が遠くなるような距離から運ばれたイタリアの地中海産が大半です。
チベットにおける地中海産珊瑚の最初の記述は、13世紀のヴェネツィアの商人マルコポーロで、チベット人女性が身に付ける首飾りや、仏像に装飾された高価な珊瑚について語っています。海の道が主となる以前は、イタリア人商人が陸路でチベットやモンゴルに珊瑚を供給してきた事が中世の記録から分かっています。
ネパール北部/チベット国境より。珊瑚はネパールではチベット人他、タマン、グルン、シェルパ族他多数のチベット系山岳民族にも一様に家財として代々受け継いできており、文化的側面と宗教上の重要性に根差した長い歴史があります。無着色の天然本珊瑚で、コンディションは良好。一部日本海産の血赤珊瑚も混ざっています。入手時のままにしてあります。
size 平均 約 8/6.5mm 全長約71cm 重さ37.39g
販売価格（税込）
¥84,000