18-19世紀頃のオリジナルのブッディマーラー。
屈強な東チベットのカムパ仕様の土臭くかっこいい、特段に古くワイルドなマーラーです。
白檀ひとつを除いて全て鳳眼菩提樹で、両断面がイレギュラーに擦り減るまで使い込まれています。
個々のアクセサリーもあまり見かけない類いの個性的なパーツが多く、美しい毛抜きや庶民的な耳掻き、500年以上前の中世のチベット人兵士の鉄製甲冑パーツまで護符として括り付けられています。
また特筆すべきスペシャルな珠は非常に滑らかに擦り減った1000年以上前のルックミ形状の瑪瑙です。この玉は一般的に唐球と呼ばれるカルセドニーで、dZiの一種として扱われる貴重なものです。マーラーに組まれている状態は珍しいです。
その他、この時代の典型的なオールドカウンターが4つ、非常に古いコンクシェルが3つとブラスベルが2つ、マーラーマーカーの先端などには清朝期の中国産ガラス玉がいくつも組まれています。
size ブッディ 約12/7mm 唐球16.9/9mm