およそ2千年前のAncient Tibetan broken dZi.
特殊型の2アイ或いは3アイ。割れた後も長らく伝世されてきた形跡が随所に見られ、肌質や色、コントラストを含め非常に美しい珠だと思います。
このdZiの大きな個性は、天然紋様の眼を活かす様に、さらに上からエッチングの眼が描かれてる事でしょう。中心の水晶を含めると見事な眼中眼(ダブルアイ)に見える訳ですが、これらの事は偶然の産物ではなく特殊型の多くに見られる特徴で、瑪瑙の景観を活かした古代人のはっきりとした意図です。又、裏側にはさらに天然の眼がくっきりと浮き出ておりなんともパワフルな印象です。
全ての古代dZiに見られる特徴ではなく、実は一部のdZiにのみ見られる傾向にあるものの、穴内部やボディの無色或いは黄や茶色のTransparent layer(透明層)は重要なポイントです。これは途方もない年月身につけられてきた結果のみ出てくる伝世の証である為、現代天珠がどんなに頑張っても模造出来ない数少ない特徴となっています。
Size 17/10.4mm