ネパール産の鳳眼菩提樹のオールドブッディマーラー。
チベット仏教徒にとって、心の底から敬愛する師や高僧から直に祝福とエンパワメント(ワン)、密教の教えを授かる事は何よりも嬉しくありがたい事です。
この儀式時に、修行で使う数珠(お守りと言った他のものでも良いですが)にも力を込めて貰う事が可能です。言い換えれば祈りの功徳や聖なる悟りのエネルギーが物体に宿り凝縮していると言っても良く、古ければより積み重なった歴史があるというものでしょう。
これはチベット人の宗教的習慣や日常に深く根ざしており、ほとんど使い込まれたマーラーがエンパワメントされていると考えるのが自然です。
しかしこのマーラーは、エンパワメントを行った方の名前まではっきりと分かるという来歴が非常に珍しく、チベット仏教を実践される方に特に価値が深く感じられるはずです。
所有者は長年密教の修行に生きたチェコ人のチベット仏教徒で「ゾクチェン」の教えを自国で広める為に出版執筆費用を募っていました。その一環として譲り受けたのが彼が長年使用してきたこのマーラーで、彼が出会い、教えを授かった数々の高名な高僧、活仏やリンポチェ、グルによりエンパワメントが行われています。
以下、ブレッシングとエンパワメントを授かった師の名前が記録された原文をそのまま載せますが、ゾクチェンマスターのナムカイノルブ導師など世界中で広く知られている方ばかりで、google検索でも情報は得られるでしょう。又、この方との共通の知り合いにもお話しを聞いているので、信憑性に疑いはありません。
– Dolpo Tulku Rinpoche – disciple of Kyabje Pema Norbu Rinpoche, residing in Kathmandu
– Sangyum Kamala Rinpoche – wife of dzogchen master Kyabje Chadral Sangye Dorje
– Chokyi Nyima Rinpoche – abbot of KaNying Shedrub Ling in Kathmandu
– Kyabje Chokling Rinpoche – brother of Chokyi Nyima, incarnation of tertön Chökgyur Lingpa
– Venerable Ngagpa Lopon Ogyan Tandzin Rinpoche – disciple of Kaybje Düdjom Rinpoche from Pemako, now in India
– Ngagpa Karma Lhundup Rinpoche – residing in Dharamsala, our Dudjom Troma Chöd teacher
– Dzogchenpa Namkhai Norbu Rinpoche
All of them are well known, I think. If the new owner wants, he / she could simply google them easily.
Size 約11.5mm 全長約108cm