チベットの過酷な環境を生き抜いていく上で、大切な存在である聖獣ヤク。
何千年もチベット人と共に生きてきたこの動物はただの家畜ではありません。ボン教の古典には天から聖山に降り立った伝説もあるぐらい、古代よりヤクは信仰の対象にもなっているのです。
又、遊牧民はヤクをいかに大切に思っているか象徴するかのようノルブ(宝珠)と呼びます。
人々は家の門や寺を飾るだけでなく、マニ塚やストゥーパの周りにヤクの頭蓋骨を安置し、来世より良い生きものとして輪廻転生出来る様、祈りと供養を捧げ、数珠としても活用するのです。
このマーラーは108粒揃っており、簡素なまでのシンプルさがとても美しく東チベットで入手したオリジナルの状態で残してあります。
100年前後前。骨が半透明化するまで使われているものは余程の年季を物語っています。
Size 8/7mm 80cm
販売価格(税込)
¥84,000