12-15世紀頃のキュントクチャ(シャチョン/ガルーダ/大鹏金翅鸟)。
古のシャンシュン王国に起源を持つチベット土着の神様で、インドから伝来した仏教/ガルーダ神と同化するずっと以前から信仰されてきました。仏法の守護尊かつチベットの歴史に根付いたローカルの神様という訳で、大衆の信仰は篤く、トクチャのモチーフとして登場する事も多いです。又、鷲のように大空を飛翔し、天敵のナーガを食する鳥類の王様である為、このトクチャは水害と毒から身を守るとも言われています。
このキュントクチャは仏教伝来以前の作から、現在までのものまであり、ひとつの時代に作られたものではありません。長い歴史を通して作り続けられたものである事から意匠は年代と場所により異なります。しかしながら現在、市場で目にするものはレプリカばかりであり、本当に古いオリジナルは、他の神様シリーズ同様コレクターの間で高い人気を誇ります。
Size 22.5/27/3mm