象牙(アイボリー)で出来た18-19世紀頃のチベットのオールドスカルマーラービーズ。ミンゴォと呼ばれています。
チベットには様々な種類、材質の数珠が存在しますが、それぞれが行っている修行やニーズに合わせて選ばれます。スカルマーラーは特殊な物で、ヴァジュラ・ヤーナ仏教のニンマ派、ンガクパ、ンガクマの密教行者が好んで使用します。
チベットの髑髏は死・無常を象徴しています。死は今ある生を丁寧に生き、無駄にしない為に観想されます。
長年使われてきただけあり、美しいパティナと色合いをしています。
とりわけ象牙で出来ている物は非常に珍しいです。こちらのように状態が良いものはなおさらです。
今の時代にアンティークの象牙製のものが108つそろう事はまずないですが、もしそろっていたら博物館に収められるランクのものです。
Size 14×12×10mm